3月土曜ランチワイン会(オーストリア/アルザスの共通性と違い)の様子

先月26日に土曜ランチワイン会の
第53回 「オーストリア/アルザスの共通性と違い」
を行いました。

オーストリアワイン大使を務めていることからも
オーストリアを取り上げさせて頂くことが多く、
オーストリアワイン好きになって頂くお客様も多い中、
お客様からアルザスワインを取り上げてほしいとの
ご要望を頂き、今回はオーストリアとアルザスの
共通性と違いというテーマで会を行いました。

毎月定員12名で行わせて頂いておりますが、
今回はお申し込みのご希望が特に多かったので増員して、
店を貸切として行わせて頂きました。

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1)ローラン・シュミット シルヴァネール グラン・ア 2014(アルザス)
2)ヴァインリーダー グリューナー・ヴェルトリーナー シュナイダーベルク 2014(オーストリア)
3)マルセル・ダイス エンゲルガルテン プルミエ・クリュ 2013(アルザス)
4)ヴィーニンガー ウィーナー・ゲミッシュター・サッツ ローゼンガルトル 2012(オーストリア)
5)ジェラール・メッツ ピノ・ノワール ヴィエイユ・ヴィーニュ 2014(アルザス)
6)ピットナウアー ピノ・ノワール ドーフラーゲン 2012(オーストリア)

1と2、3と4、5と6という3つのフライトで
テーマを持ちながら飲み比べてて頂きました。

1と2は品種の共通性と違いというテーマ。
オーストリア原産でかつてはオーストリアでも多数植えられていた
シルヴァーナー(シルヴァネール)は、現在ではドイツとアルザスで
重要な品種となっています。一方のオーストリアでは全体の0.1%程度
という栽培面積になっています。その代わりにオーストリア
で栽培面積を増やし、今やトップとなったのが、グリューナー
・ヴェルトリーナー。この異なる2品種を飲み比べて頂きながら、
その品種の違い、一方、醸造に関わる考え方などをお話し差上げながら、
春の旬である「ホタルイカの酢味噌和え」と合せて頂きました。
それぞれの品種の個性がよくわかるようにとこの2つの造り手を
飲み比べて頂きました。普通、飲まれることが少ないシルヴァネール
ですが、丁寧にブドウ栽培を行わないと薄っぺらいワインになりがち
な難しいブドウ品種で、ローラン・シュミットはグランクリュに位置
づけられる畑(残念ながらシルヴァネールではグラン・クリュと名乗れ
ない)で、高くてきれいな酸味とミネラルの塊のようなワインを仕立て
います。また、ヴァインリーダーはオーストリアのグリューナーの
ほとんどを生産している産地であるヴァインフィアテルを代表する
丁寧な造り手で、代表する単一畑の一つであるシュナイダーベルクの
このワインはグリューナーらしい白胡椒のようなスパイシーな味わい
と柑橘系の綺麗な酸味と余韻に広がるミネラル感のバランスが素晴らしい
オーストリアの地元らしいグリューナーでした。
ワイン単体ではシルヴァネール、お料理とはグリューナーが合うという
声が多く聞かれました。

また、3と4は共通性ということをメインテーマとしました。
3、4は混植混醸ワインということで取り上げて飲み比べて頂きました。
マルセル・ダイスとフリッツ・ヴィーニンガー、アルザスとウィーンで
場所は違いながらも混植混醸ということに込めたテロワールへの考え方
について披露させて頂きながら飲み比べて頂きました。
この日は北海道産の帆立をすり身と軽く崩した身を混ぜて春キャベツで
巻いて出汁で炊いた「帆立のロールキャベツ」を炊合せとしてお出し
しました。貝類のうまみ成分とヴィーニンガーのミネラル感とねっとり
とした重厚感がよくマッチしたようです。

最後に5と6では品種の共通性と土壌や醸造の違いということで、
双方のピノ・ノワールを飲み比べて頂きました。アルザスで唯一の赤
であるピノ。一方のオーストリアはピノの生産量はまだまだ少なく、
地場品種を重要視していますが、オーストリアで屈指の造り手である
ピットナウアーのピノを江戸前鮓に合わせて楽しんで頂きました。
土壌の違いによる質感の違い、また、醸造法の違いから、
ピットナウアーは煮ツメを塗った穴子、ジェラール・メッツは本鮪
への相性が良かったというお声が聞かれました。

ブログでは一端しかお伝えできませんが、今回の会はお伝えしたいこと
が多く、少々大目に語らせて頂きました。ただまだお伝えしたいことも
ありましたので、またぜひ近いテーマをワイン会で取り上げさせて頂き
たい思っております。

この土曜ランチワイン会では私が一方的に料理や江戸前鮓とワインの
マリアージュお教えするのではなく、お客様にマリアージュを発見して
頂くのも一つの楽しみとしておりますし、私も学ばせて頂くことが多い
会となっております。ぜひ、ワイン好きのお客様でしたらお気軽に
ご参加頂ければとありがたく存じます。

今月以降のテーマも当店のホームページ、Facebook、当ブログに
アップされておりますので、ご確認の上、皆様のご予約を心より
お待ち申し上げております。


鮓&ワインおーじ
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テーマ : ワイン - ジャンル : グルメ

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