土曜ワイン会(1~3月)の様子

ブログへのアップデートが遅くなってしまいましたが、
1~3月に行った土曜ワイン会の様子をお伝えしたいと思います。

私が2年前より始めた土曜日のワイン会
「ワインと鮓の『い・ろ・は』」
もご好評を頂き、現在では20回を超えるイベントとなりました。

第19回目でした1月の会(1月26日)は
「ワイン帝国、ボルドーの素晴らしさ」
と題して開催いたしました。

ボルドーは世界的なワインの銘醸地として大変に有名ですが、
味わいの濃い赤ワインのイメージで、和食などにマッチするのかという
ご意見が多く聞かれます。この会では、ボルドーと和食の相性を直に
確認しようというコンセプトです。

この日ご用意したワインは次の4種類です。

1月ワイン会
左から、
1. カルム・ド・リューセック 2008(ソーテルヌ地区)
2. シャトー・ボーセジュール・ベコ 1978(サンテミリオン村 プルミエ・グラン・クリュ・クラッセ(B))
3. シャトー・ロシェ・ベルビュー・フィジャック 1999(サンテミリオン村 グラン・クリュ・クラッセ)
4. レザルム・ド・ラグランジュ 2011(サンジュリアン村)

4の白ワインはシャトー・ラグランジュが作るソーヴィニヨン・ブランとセミヨンを
使ったもので、きれいな酸味が素材の味を生かした繊細な和食ととてもよく合います。
ボルドーというと赤ワインのイメージですが、白ワインで素晴らしいものがあること
を皆様に知っていただけたようです。

また、ボルドーの赤は和食に合うのかということについて、2のワインを試して頂き
ました。ボーセジュール・ベコはボルドーの右岸に位置するシャトーで、
メルローを中心としたワインで、かつ、1978年というヴィンテージなので30年以上の
熟成がされています。
ボルドーというと左岸のカベルネ・ソーヴィニヨンを中心とした赤ワインのイメージが
強いのですが、右岸のメルローはリキュールに漬け込んだフルーツケーキのような、
まろやかでかつ繊細で華やかな赤ワインとなります。ただ、タンニン(渋み)は強いので
30年以上という熟成が進んだものをセレクトしました。

結論から申し上げると、会席料理なら金目鯛の煮つけなどの醤油をベースにして、
甘さと醤油の味わいが出るものや、鮓なら本マグロの赤身をヅケにしたものなどが
とてもよく合うことがわかりました。

熟成したメルローは醤油っぽい風味が多少出て、また、タンニン(渋み)が抑えられて、
角が取れて丸みを帯びた調和のある味わいへと変貌を遂げていました。
これが和食の醤油の味わいと近く、合うのだと思います。

ボルドーは大変に素晴らしいワインを作る銘醸地です。
中でも良い作り手の、熟成の進んだワインを和食と合わせることは十分に考えられる
ものと分かった会となりました。


次に、第20回目となった2月の会(2月23日)は、
「世界の代表品種を巡ろう」
という企画で行いました。

世界の銘醸地で作られる代表的な国際品種を取り上げて味わいを比べる
というコンセプトです。

お出ししたワインは次の4種類でした。
2月ワイン会
左から
1. ザカ・メサ ヴィオニエ 2009(アメリカ カリフォルニア州 サンタ・イネス・ヴァレー)
2. クレメンス・ブッシュ マリエンブルグ リースリング カビネット 2011(ドイツ モーゼル地区 ピュンデリッヒ)
3. ブライダ イル・バシアーレ 2010(イタリア ピエモンテ州 DOCモンフェラート・ロッソ)
4. ウーイング・ツリー ピノ・ノワール 2006(ニュージーランド セントラル・オタゴ地区 南島 クロムウェル)

この中でお客様に好評を頂いたのは、
2番目のドイツのリースリング、4番目のニュージーランドのピノ・ノワール
でした。

クレメンス・ブッシュはリースリングの素晴らしいワインを作っています。
この畑は機械ではブドウを摘むことができない、急斜面になっています。
ライン川に沿った斜面のこの畑は、日照もよく、また、土壌も素晴らしい土地です。
最近は辛口が流行っていますが、カビネットという多少甘口のワインをご用意
しました。軽い甘さがやさしく、旬の野菜の炊き合わせなどと相性が素晴らしい
ワインでした。

また、4番目のピノの銘醸地であるニュージーランドのセントラル・オタゴは、
海に囲まれたニュージーランドには珍しく、内陸性気候のピノ・ノワール生育に
最適の土地柄です。2006年というヴィンテージであることからも、熟成したピノ
の風味が綺麗にあらわれており、中トロなどのボリュームのあるネタにも非常に
良くマッチしておりました。

これ以外にも、カリフォルニアのヴィオニエや、イタリアのバルベーラの
美味しさもお客様に知っていただく機会となりました。


第21回目となった3月の会(3月23日)は夜に行わせていただき、
「春到来!スパークリング協奏曲」
を行いました。

お花見や歓送迎会などが多い春にぴったりのスパークリングワインを
探そうというコンセプトです。

お出ししたワインは次の4種類でした。

3月ワイン会
左から
1. ドラピエ ロゼ・ブリュット・ナチュールNV(フランス シャンパーニュ地方 コート・デ・バール地区 オーヴ県ウルヴィル村)
2,3. ドラピエ カルト・ドール・ブリュットNV(フランス シャンパーニュ地方 コート・デ・バール地区 オーヴ県ウルヴィル村)
4. ブリュンデルマイヤー ブリュット マグナム 2008(オーストリア 低地オーストリア地方 カンプタール地区)
5. フェルゲッティーナ フランチャラコルタ・ロゼ・ブリュット 2008(イタリア ロンバルディア州 DOCGフランチャラコルタ)<写真はございません>


スパークリングワインというと代表はシャンパーニュですが、
世界にはシャンパーニュ以外に素晴らしいスパークリングワインがあります。
そのようなワインを合わせてご紹介いたしました。

4は当店で得意とするオーストリアを代表するスパークリングワインです。
シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵の手法を用いたワインです。
瓶内二次発酵由来のイーストのような風味は多少あるものの、ワイン本来の
スッキリとした味わいが最初の1杯として大変に美味しく感じました。

また、5のフランチャラコルタはイタリアを代表する瓶内二次発酵の
スパークリングワインでその中でも、フェルゲッティーナは代表する
作り手です。フェルゲッティーナの作るこのロゼはは泡も細かく、
また、ピノ・ネロ(ピノ・ノワール)を使っているため、味わいも
酸味とミネラルが綺麗に出ていながらも、やさしい味わいとなっていました。
お客様に大変ご好評を頂きました。

次に、シャンパーニュを代表してドラピエを2種類供しました。
ロゼ・ブリュット・ナチュールはフェルゲッティーナのロゼと比べるべく
お出ししました。ナチュールらしい自然な味わいでしたが、
シャンパーニュらしい強い酸味が綺麗な味わいでした。

一方のカルト・ドールはドラピエを代表するスタンダードラインの
シャンパーニュで味わいがとてもよく練れており、優等生的な味わいの
ワインとなっておりました。

お客様に好みをお聞きすると、フェルゲッティーナのフランチャラコルタが
お好きなお客様少数、大多数がドラピエのカルト・ドールを推されていました。

確かにシャンパーニュは、繊細で長持ちする細かな泡、綺麗で高い酸味、
瓶内二次発酵による複雑さを持った味わいと、非の打ちどころがありませんでした。

この企画の結果を受け、今月(8月)の31日には、再び世界の素晴らしい
スパークリングを寄せ集めて、シャンパーニュと対戦
させてみたいと思います。


鮓&ワインおーじ
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テーマ : ワイン - ジャンル : グルメ

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