「年忘れ!スパークリング協奏曲」(12月土曜ワイン会)の様子

12月は「年忘れ!スパークリング協奏曲」と題して毎月恒例の
土曜ランチワイン会を行いました。

忘年会や新年会、そして、クリスマスや大晦日、新年とお祝い事の多い
年末年始はスパークリングワインを飲みたくなる季節かと思います。

毎年壮石では「年忘れ!スパークリング協奏曲」と題して
土曜ランチワイン会を行っております。

今回お出ししたワインはこちら。

左より、
高畠ワイン 穣 -minori- 2009
シュラムスバーグ ブラン・ド・ブラン ブリュット 2009
カルミナ プロセッコ スプマンテ エキストラ・ドライ NV
ミッシェル・アルノー シャンパーニュ グラン・クリュ ヴェルズネイ ブリュット トラディション NV

1215ワイン会(ワイン)

高畠ワインは、日本を代表するワイナリーの一つで、シャルドネが
素晴らしいワイナリーです。高畠石と呼ばれる石灰岩が堆積して
できたゼオライト(多孔質の軽石の様な石)が多く、シャルドネ
作りにとてもよく向いた土壌です。
1990年に創業したワイナリーですが、非常に素晴らしいシャルドネの
ワインを数多く生み出しています。

今回は高畠ワイナリーを訪問した際に仕入れた「穣 2009」をお出し
しました。穣は樽を使って醸造しており、芳醇な樽香と、熟成した
柑橘系や杏などの風味がしっかりとあるワインに仕上がっていました。
一方、酸味とミネラルもしっかりしているのは、高畠町が内陸性の
気候であることをよく表現していると思います。

高畠ワインは長期的な商品戦略があり、現在はコストパフォーマンス
の高いワイン造りを行っており、このワインは伝統製法やシャルマー
製法のような醸造に手間と費用がかかる方法ではなく、炭酸ガス注入
というシンプルな方法で、手頃な値段で美味しいスパークリングを
いかに作るかという考え方がよく表現されています。
ベースとなるシャルドネの素晴らしいワインを作ることに注力する
ことで、炭酸ガス注入でも美味しいスパークリングに仕上げています。

よく冷やしてお出ししたところ、お客様に大変に好評を頂きました。

次に、アメリカのカリフォルニア、ナパ・ヴァレーよりアメリカを
代表するスパークリングワインの一つである「シュラムスバーグ」を
お出ししました。

シュラムスバーグはアメリカ大統領の晩餐会で供されるスパークリング
として有名で、今回は特にブラン・ド・ブラン(白ブドウから作る白)
をお出ししました。

伝統製法(シャンパーニュ方式)でシャルドネより作られた
このワインは、シャンパーニュに引けを取らない素晴らしい出来です。
伝統製法特有のイースト香(パンの香り)や、熟した桃、パイナップル
などの味わいも表現されつつ、酸味も非常に高い出来で、余韻も長く、
全体がよくまとまっている印象でした。

高畠ワインの穣もシャルドネ100%で出来ているため飲み比べて頂いた
のですが、純粋なワインとブドウの味わいを表現した穣と、伝統製法
という醸造方法で深い味わいを表現したシュラムスバーグで対照的な
味わいでした。

続いて、昨年の夏に出荷本数が伸びたという、イタリアのプロセッコ
をお出ししました。

プロセッコの銘醸地としていくつかあるのですが、2009年にDOCGと
して認定されたヴェネト州のプロセッコ・ディ・コネリアーノ・
ヴァルドッビアデーネDOCGにあるカルミナのものをお出ししました。

このDOCGは急勾配で石灰岩土壌のヴァルドッビアデーネ村と、
砂礫土壌で緩やかな勾配のコネリアーノ村の両方を含めた地域となって
います。カルミナは後者の村にあり、味わい的にはマイルドで、
熟れたフルーツの風味などが特徴的です。もちろん、緯度は45.9度と
高く、大陸性気候のため、酸味が特徴的です。

今回お出ししたのは辛口のブリュットではなく、少し残糖があり、
イタリアで一番人気のエキストラ・ドライをお出ししました。
前の二つが辛口だったため、このワインを飲まれて少し甘口とお感じ
になった方もいらしたようですが、若干残糖があるこの味わいは
野菜などを主にした和食には非常によく合うものです。
今回も十分と冷やし、泡立ちの良さと、スッキリした飲み口を楽しんで
頂けたご様子でした。


そして最後に、シャンパーニュをお出ししました。
特に今回はブラン・ド・ノワール(黒ブドウからつくる白)として、
人気のあるミッシェル・アルノーを楽しんで頂きました。

シャンパーニュ地方でピノ・ノワールの銘醸地であるヴェルズネイ村
で家族経営をするミッシェル・アルノーは、有名なメゾンのボランジェ
などにブドウを下ろしていて、中でもよいブドウを厳選して自家醸造
している造り手です。生産量が少なく、ファンの多いシャンパーニュ
です。

ピノの芳醇さが最初に出てくるかと思うと、やはりワイン造りの北限
であるシャンパーニュらしく、酸味が綺麗で強く感じます。その後、
ピノらしい黒い果実に起因するようなボリューム感と、醸造による
酵母の香りがよく現れます。もちろん余韻は長く、泡も非常に繊細で
温度が上がってもなかなか泡を失うことがありません。

白ワインですが、これだけのボリュームがあると鮓の中でも脂が十分
に乗っている中トロやブリなどに大変によく合う出来でした。

4種の中でお客様にお好みをお聞きすると確かにミッシェル・アルノー
のシャンパーニュが一番でしたが、次には高畠ワインの穣を押す声が
多く聞かれました。ベースワインをよいブドウでしっかりと作って
いることが評価につながっていると思われます。

鮓盛り合わせの前に、今回は冬の名物である「あん肝」を照焼にして
お出ししました。脂のあるあん肝にはシュラムスバーグのような
ボリュームもありながら酸味もしっかりしているワインが合ったよう
です。

1215ワイン会(あんきも)

スパークリング協奏曲は毎年特にご好評を頂いておりまして、やはり
泡モノの人気の高さを表しています。
ぜひ、3月にも春ということで、テーマを変えた泡モノで開催をしたい
と考えております。


さて、1月26日の会は「ワイン帝国、ボルドーの素晴らしさ」
ということで、初めてボルドーワインと和食・鮓を合わせてみたい
と思います。すでに満席のご予約を頂いており、新たにご予約を
承ることができず申し訳ございませんが、2月以降も楽しい企画を
行って参りますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


鮓&ワインおーじ
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テーマ : ワイン - ジャンル : グルメ

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