「春 到来!フランス スパークリングの競演」を行いました

おかげさまをもちまして、3月23日で壮石は創業2周年を迎えました。
そこで、2周年を記念して、かねてよりご好評をいただいている土曜日のワインランチ会を
ディナータイムに特別開催いたしました。

題して、

「春 到来!フランス スパークリングの競演」

です。

泡のワインというと皆さん「シャンパン」を最初に思い浮かべるのではないでしょうか。
しかし、ワイン大国のフランスでは、国中でスパークリングワインがつくられています。
スパークリングワインの奥深さに少しでも触れて頂きたく、フランス国内で地域の違う
ものを飲みくらべて頂きました。


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左から
・Dopff & Irion Cremant d'Alsace Brut NV
・Agrapart 7 Crus Blanc de Blancs NV
・Marc Bredif Vouvray Sparkling "Bredif Brut Extreme" NV


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左から
・Frederic Magnien Cremant de Bourgogne Brut Blanc de Noir NV
・Drappier Carte Blanche Brut NV
・Michel Arnould & Fils Grand Cru Verzenay Brut Tradition NV


当初の予定では5種類の飲み比べでしたが、1本ブショネとなってしまい、
お陰で図らずも6種類の飲み比べというかなり豪華な会となりました。

逆に、これは良い機会と「ブラン・ド・ブラン(白ブドウから作られた白ワイン)」
「ブラン・ド・ノワール(黒ブドウから作られた白ワイン)」の飲み比べが出来ること
となりました。

まず、最初にブラン・ド・ブランからスタートです。

最初はアルザス地方で作られるスパークリングワイン「クレマン・ダルザス」
試して頂きました。

クレマンとはフランスで伝統製法(シャンパンと同じ造り方)によって造られる
スパークリングワインです。

アルザスの優良な造り手であるドップ・エイリオンが造るこのクレマン・ダルザスは
ピノ・ブラン、オーセロワ、リースリングといったアルザス特有の白ブドウを用いて
作った逸品です。アルザスらしい清涼な酸とミネラルを感じますが、ピノ・ブランの
果実味といったボリューム感を感じる大変によく出来たクレマンでした。

次はシャンパーニュより、アグラパールが造るブラン・ド・ブランをお出ししました。
レ・セット(7)という名前にも示されていますが、アグラパールが所有する7つの
畑の若木から得られたブドウを使って仕込んでいるワインです。白ブドウのシャルドネ
の若木から得られる新鮮な味わいを強調するため、辛口(ブリュット)として造られた
シャンパンです。シャンパンらしい瓶内二次発酵による酵母の味わい(俗に言うパン
の味わい)が感じられ、ブラン・ド・ブランらしい清冽感に独特な熟成感が入り混じる
非常に優れた味わいでした。

ブラン・ド・ブランの最後はロワールのヴーヴレ地区でいち早く、シャンパンと同じ
伝統製法でスパークリングワインを造り始めたマルク・ブレディフのヴーヴレをお出し
しました。クレマン以外にもいくつかのAOCではスパークリングワインの製造が認め
られていて、ヴーヴレもそんなAOCの一つです。ヴーヴレでは白ブドウのシュナン・
ブランを使ったスパークリングワインを使っています。シュナン・ブランは最近、
南アフリカなどのワイン新興国で熱心に作られている白ブドウです。
苦味と酸、ミネラル感が口いっぱいに広がり、非常に綺麗に作られたまさにブラン・
ド・ブランらしい味わいでした。

きれいで強い酸味があり、若々しい繊細な味わいのブラン・ド・ブランに前菜の6種を
合わせていただきました。

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右上より時計回りに
・からすみと大根
・ホタルイカの沖漬け
・生麩の田楽
・こごみの胡麻和え
・チコリとさよりの和え物
・筍とイカの木の芽和え


続いてブラン・ド・ノワールを飲み比べました。

最初はフレデリック・マニャンがブルゴーニュで作るブラン・ド・ノワールのクレマン
をお出ししました。フレデリック・マニャンはブルゴーニュで赤ワインの造り手とし
て大変に有名です。クレマン・ド・ブルゴーニュは白ブドウのシャルドネから作られる
ことがほとんどなのですが、フレデリックは赤ワインのもととなる黒ブドウのピノ・
ノワールからクレマンを作るという大変に珍しい試みをしています。

フレデリックは日本食にあわせるためにということで、このクレマンを日本市場向け
に造っているそうです。これは大変によく出来たワインでした。エクストラ・ブリュット
(超辛口)らしく、大変にすっきりとしていながらも黒ブドウを思わせる味わいの
複雑さが感じられ、シャルドネでは出来ないブラン・ド・ノワールらしさを感じました。

ここで、2品目の「イトヨリ鯛の揚げ出し」をお出ししました。

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淡白なイトヨリの白身をから揚げにすることで少し油分をもたせ、そこに、旨味の
詰まった特製だしをあわせることで、ブラン・ド・ノワールのようなボリュームのある
ワインに合わせる一品を仕立てました。

ブラン・ド・ノワールとの相性も抜群でした!

そして最後はシャンパーニュの比較となりました。

まずはドラピエのカルト・ブランシュをお出ししました。
このワインはシャルドネを10%ほど使っているので、純粋なブラン・ド・ノワールでは
ありませんがドラピエが得意とするピノ・ノワールを75%も使うワインです。
お客様からも飲んでいてとても楽しいワインとのお言葉がありましたが、
ドラピエが目指す「快楽的だが個性のあるワイン」がここに体現されていました。
白ワインながらもコクのある複雑な味わいが、ピノ・ノワールらしいと感じつつも、
ドラピエの畑のある土壌はキンメリジャン土壌というミネラル分の多いもので、
ワインにも独特のミネラル感が感じられます。さすがという味わいでした。

そして大トリは、シャンパーニュ地方のグラン・クリュ(特級畑)から、
ミッシェル・アルノーのブラン・ド・ノワールをお出ししました。
100%ピノ・ノワールを使って造られたこのワインは私も大ファンで、何杯飲んでも
飲み飽きない素晴らしい美味しさです。
ピノ・ノワールらしいボリューム感はもちろんですが、繊細で果実味もすっきりと
現れているという、けっして重過ぎないところが素晴らしいバランスです。

シャンパーニュの飲み比べの途中で「8種の鮓盛り合わせ」をお出ししました。

会の後半はいつもですが、様々なワインを飲み比べるため、ウンチクを語るより、
まずは飲んで頂いて楽しんで頂くという雰囲気です。
楽しく美味しく、ワインを飲み比べるというのがワイン会の醍醐味ですから、
何よりと思っております。

今回も満席のお客様に楽しんで頂けたご様子で幸いでした。


4~6月は通常通り土曜のランチタイムにワイン会を行わせて頂きます。

http://nishitani-sushi.com/winelunch.html

◆ 4月21日(土)12:00〜14:00
テーマ:造り手の個性を比べよう

 同じ国、地域でも、造り手が違うと味が違う。
 造り手の個性に迫りましょう。

◆ 5月26日(土)12:00〜14:00
テーマ:年による味の違い(予定:ブルゴーニュ)

 良い年といわれるワインは本当に美味しいのか?
 同じワインで年違いを比べます。

◆ 6月16日(土)12:00〜14:00
テーマ:鮓とワインの1by1マッチ

 鮓とワインを1点ずつベストマッチを探ります。
 壮石初の試みをおたのしみ下さい。
 ※)6月の会のみ料理の代りに「握り鮓」の数が増えます。

楽しく美味しく、ワインを飲み比べる当店のワイン会へ、
お気軽にご参加いただければと存じます。


鮓&ワインおーじ
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テーマ : ワイン - ジャンル : グルメ

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