ボジョレー・ヌーボー解禁前日(フィリップ・パカレとは)

今年のボジョレー・ヌーボー解禁も残すところあと一日となりました。
毎年この時期になりますとボジョレーの話題が聞こえてきます。

ボジョレーとはワインの大変な銘醸地「ブルゴーニュ地方」に区分される場所で
ブルゴーニュ地方で最も南に位置するアペラシオン(区域)になります。

ボジョレー地区のメインは赤ワインで、「ガメイ」というブドウ品種を使って
その果実味とスパイシーさを生かしたワインが作られています。

ボジョレー地区=「ボジョレー・ヌーボー」と思われがちですが、ボジョレー地区
には「クリュ・ボジョレー」といわれる非常に優良なワインを生み出す村が10ヶ所
あります。ボジョレー・ヌーボーも作りますが、基本的にはガメイを使った風味
豊かな素晴らしいワインも作り出しています。こちらの方は新酒(ヌーボー)の
ようなすぐ飲むような早飲みのワインではなく、しばらく瓶で熟成させることが
できるしっかりしたワインを作っています。

そのような由緒正しいワインの銘醸地であるボジョレー地区で名を馳せた有名な
醸造家に「マルセル・ラピエール」氏がいます。
ラピエール氏は残念なことに昨年のヌーボー仕込み前に亡くなってしまいましたが、
生前は「自然派ワインの大御所」として大変に尊敬される存在でした。

ブドウはもちろん有機栽培、そして醸造でも余計な物質(抗酸化剤など)を用いず
自然のあるがままの美味しいワインを醸造するという醸造家でした。

マルセル・ラピエールの甥でその哲学を受継ぐのが「フィリップ・パカレ」氏です。
パカレ氏はラピエール氏の教えを忠実に守りつつ、彼自身の哲学として、

「自然酵母を用いて発酵させる」
「SO2を醸造中に用いない」
「農薬や除草剤は、畑に生きる自然酵母を殺してしまうため用いない」
「化学肥料を用いない」
「完熟した健全な果実を用いる」

を守って、昔ながらのテロワール(ブドウ、土壌、気候、文化、天気などのワインの
背景にある全て)をそのまま表現するワイン作りに徹しています。

このようなテロワールを表現して美味しいワインを醸すことから世界最高のワイン
といわれる「ロマネ・コンティ」の醸造長として招かれたのですが、
彼自身の哲学を貫きたいとの考えで、そのオファーさえも断ったという人物です。

今年はボジョレーが50年に一度という大変な当たり年です。
幸運にも当たり年に壮石ではフィリップ・パカレの仕込んだボジョレーを
入荷することが出来ました。パカレ氏のこだわりの詰まったボジョレーを
ぜひ当店でご賞味下さい。

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ボトル:5,500円
グラス:900円



鮓&ワインおーじ
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テーマ : ワイン - ジャンル : グルメ

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