炊き合わせ(聖護院蕪、合鴨の治部煮)
いまの時期にお召し上がり頂いている炊き合わせのご紹介です。
今回取り上げるのは聖護院蕪と合鴨の治部煮。

聖護院蕪は大きいもので5kgになる日本最大級の蕪で、
京漬物「千枚漬」に使われる事で有名です。
江戸時代、京都の左京区聖護院で作られたのがルーツと言われています。
肉質がきめ細やかで白い肌が特徴で、千枚漬の材料だけでなく、
サラダなど生食用としても利用できますが、
この時期らしく炊き合わせとしてお出していいます。
治部煮(じぶに)は、金沢を代表する郷土料理。
加賀藩前田家と親交のあったキリシタン大名「高山右近」が藩滞在の際に伝えたものなのだとか。
鴨肉を醤油、砂糖、酒等の調味料で煮て片栗粉でとろみをつけています。
いずれも寒い時期にピッタリのお料理となっておりますので、
心も体もほっこりと温まって頂ければと思います。
(MARO)
今回取り上げるのは聖護院蕪と合鴨の治部煮。

聖護院蕪は大きいもので5kgになる日本最大級の蕪で、
京漬物「千枚漬」に使われる事で有名です。
江戸時代、京都の左京区聖護院で作られたのがルーツと言われています。
肉質がきめ細やかで白い肌が特徴で、千枚漬の材料だけでなく、
サラダなど生食用としても利用できますが、
この時期らしく炊き合わせとしてお出していいます。
治部煮(じぶに)は、金沢を代表する郷土料理。
加賀藩前田家と親交のあったキリシタン大名「高山右近」が藩滞在の際に伝えたものなのだとか。
鴨肉を醤油、砂糖、酒等の調味料で煮て片栗粉でとろみをつけています。
いずれも寒い時期にピッタリのお料理となっておりますので、
心も体もほっこりと温まって頂ければと思います。
(MARO)
夏野菜、オクラ
沖縄では梅雨が明け、徐々に夏本番が近づいています。
バテやすいこの時期、野菜を上手にとって元気に過ごしたいですよね。
夏野菜の1つがオクラ。
原産地には諸説がありますが、アフリカ北東部の原産説が有力です。
2000年前にはすでにエジプトで栽培されていた、とても古い野菜の1つです。
日本には幕末期に渡来したといわれています。
その形から豆類のように、茎から垂れ下がったような形で実を結ぶと想像しがちですが、
実は花の咲いた後そこから実が大きくなるので、上(空)にむかって茎に着いています。
ご存知でしたか?

オクラは栄養的にも優れています。
カロチンやビタミン群はもちろん豊富で、
カルシウムや鉄、カリウムなどのミネラルも含んでいます。
独特の粘りの成分は、タンパク質の吸収を助ける働きのあるムチン。
脳への刺激を活性化させるガラクタン。
毒素を体外に排泄する働きのある食物繊維のペクチンなど。
ペクチンには整腸作用があり、便秘・下痢といった、おなかのトラブルに有効です。
また、もう少しすると夏の野菜、冬瓜(とうがん)も出てきます。
冬瓜は9割以上が水分で出来おり、カリウムも多く含むため、
利尿作用を促し、体の熱を取って冷ましてくれる効果があります。
これらを合わせた夏野菜の冷製炊き合わせは、とても爽やかで
夏バテ解消に人気のあるメニューのひとつです。

(野菜ソムリエ MARO)
バテやすいこの時期、野菜を上手にとって元気に過ごしたいですよね。
夏野菜の1つがオクラ。
原産地には諸説がありますが、アフリカ北東部の原産説が有力です。
2000年前にはすでにエジプトで栽培されていた、とても古い野菜の1つです。
日本には幕末期に渡来したといわれています。
その形から豆類のように、茎から垂れ下がったような形で実を結ぶと想像しがちですが、
実は花の咲いた後そこから実が大きくなるので、上(空)にむかって茎に着いています。
ご存知でしたか?

オクラは栄養的にも優れています。
カロチンやビタミン群はもちろん豊富で、
カルシウムや鉄、カリウムなどのミネラルも含んでいます。
独特の粘りの成分は、タンパク質の吸収を助ける働きのあるムチン。
脳への刺激を活性化させるガラクタン。
毒素を体外に排泄する働きのある食物繊維のペクチンなど。
ペクチンには整腸作用があり、便秘・下痢といった、おなかのトラブルに有効です。
また、もう少しすると夏の野菜、冬瓜(とうがん)も出てきます。
冬瓜は9割以上が水分で出来おり、カリウムも多く含むため、
利尿作用を促し、体の熱を取って冷ましてくれる効果があります。
これらを合わせた夏野菜の冷製炊き合わせは、とても爽やかで
夏バテ解消に人気のあるメニューのひとつです。

(野菜ソムリエ MARO)